先日の練習試合を見ていて、思ったのですが。降格が決まったとは言え、山形はＪ１ですし、対戦した相手は東北地域リーグの１部。その間には沢山のカテゴリがあり、おおざっぱに言って４つほど下の相手という事になる。もちろんメンバーはいつもとは違いますが、それでも普通に戦えばかなりの差が出てもおかしくはない。その試合で得失点の差が１つ。問題はやはり決定力の不足なんでしょうね。惜しいシーンもありながら決めきれない部分はあるにしても、その前の作りの部分に問題が見え隠れします。
サイドを駆け上がり、うまくかわして中を見る余裕があればかなり良いクロスを上げることが出来ているし、得点にも繋がっておりましたが、その前に相手をうまくかわす部分。個人で交わすのか連携でうまくフリーの選手を作り出すのか、いろいろあるでしょうが、その中で感じたのはボールを収める部分。ポストプレーにしてもサイドで起点を作るにしても、止める部分の出来がイマイチな感じに見えます。これはトップの試合でもよく見かける光景ですが、トラップでミスが出て何とかマイボールにしようとするものの、苦しい形になり、戻すしかなく、今一度作り直すシーンが多く見受けられました。これがトップの試合ならそのまま取られ守備に回るしかないのですが、そこは格下ですので、何とかしてしまうのですが、その部分を改善できないと何ともしようがない感じですよね。そんなシーンがピッチ上どこでも起きているような感じです。
おそらく小さいころから一番練習していることでしょうし、試合前にも一番沢山練習しているであろう止めるところ。ここをもう少し上手くならないといけないんじゃないかなあ。プロの選手に対して、このようなことは失礼な話なのかもしれませんけんが。
上位にいるチームは、そういう部分って本当に皆、上手いですよね。もちろんそれだけではなく正確なキックや視野の広さなんかもあるのでしょうが、早いボールだろうがゆっくりで優しいボールであろうが、マイボールの時のトラップは本当に上手い。もちろん角度を変えて背負う選手と入れ替わるなんてことも、基本は止める部分が上手いから出来るのかなあと思う。
観客を唸らせるようなプレーも見せてはくれてありがたいのですが、細かな部分も大事にしてくれるともっと勝てると思うんだがなあ。のこりリーグ戦２試合と天皇杯。目に覚めるようなプレーを見せてほしいが、その止めるというところも見せてほしいなあ。
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