いやあ、負けたかと思いました。もちろん前半１点を先制したのですから、その時点では今日は簡単かなあと思ったのですが、前半次第に相手がゴールに迫るシーンが増えてきましたから、怖かったのですが、それでも何とかしてくれるかなあと思っていたのですが、後半頭に伊東を出してきたんですよね。それからは、ゆるいパスを狙われてカットされたり、ゆっくりとした動きからスピードを上げるなど緩急をつけられ、どんどん熊本の時間帯が増えていきました。後半サイドから安が中央に走り出すと、そこにゆるいクロスが入る。飛び出してパンチングに行った児玉に競り勝って毀れたボールに、こちらもフリーで上がって来ていた伊東に、守備のタイミングを外すような頭で落とすようにして、ゴールに流し込まれてしまいました。ここからは山形が防戦一方となり、伊東の浮き球のスルーパスに抜け出した熊本の選手の流し込むようなシュートを打たれた時には万事休すかと思ったのですが、枠をそれてくれて命拾いしました。
山形もＦＷ３枚を全て変えて、最後の足掻きを見せてくれるものの、中々相手を突き放すまでには至らず、フェリペのシュートも良かったのですが、相手ＧＫにセーブされてしまいました。そしてアディショナルタイムも残り僅かとなったところで、良いクロスが上がるものの、ブルーノ・ロペスとフェリペが重なった時には、ドローかなあと思えたのですが、まさか最後にブルーノ・ロペスの見事なゴールが決まると思ってもいなかっただけに、決まった瞬間吠えました。残り時間も既にアディショナルタイムの４分に迫っていたので、勝利を確信できるゴールでした。
最後相手も疲れていたんでしょうね。相手を交わすように横にドリブルを仕掛けたブルーノ・ロペスにゴールを切るような守備がついていけず前が空いた瞬間に打って行ったブルーノ・ロペスの勝ちだったのかなあと思います。それにしても最後は本当にスタジアムが湧きました。こんな試合を見せてくれるから、スタジアムに足を運んでしまうんでしょうね。観客が５０００人を切ってしまったことは、ちょっと残念ですが、雨でもスタジアムに足を運んだサポータ達が、勝ち組だったのかもしれないなあ。
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