4−1

このスコアーで勝っていれば決勝トーナメントに進出出来たのであろうが、そう簡単には行かなかった様だ。1点を先制したにもかかわらず前半のロスタイムに失点し、後半3点を取られてしまい日本のワールドカップ終戦を迎えた。ブラジルとの一戦は確かに実力のさから致し方ないが、オーストラリアやクロアチアに勝てる要素は十分にあったことからすればそこで負けたり引き分けたりしたことが最大の原因であろう。今の日本にとって一番可能性のある世代であっただけに残念でならない。今後の日本代表は一端若返る事になるだろうから、戦術の見直し、日本にあったスタイルを構築するしかないのではないだろうか?また監督にしてもしかりで、前回、今回と違うチームを指揮しながらも確実に決勝トーナメントに進出したヒディングの様に戦術に長け、相手の長所を消し、自分たちの良い部分を引き出せるような監督が望ましいのかもしれない。もちろんオーストラリアには日本に無い良い選手もいたことは否定しないが、それほど見劣りしない日本が逆転で負けてしまう。たった10分間で3点を取られてしまう現状を認識するしかないのではないだろうか。そこには選手の交代のタイミングや攻撃のバリエーション等様々な要因。また追いつかれてしまったときの選手達の精神的な落ち込みは本当にどうしようもなかった。次節のワールドカップアジア予選にはオーストラリアも参戦することが決まっており、アラブ圏のチームも底上げをはかっている。ワールドカップに参加することが夢物語になるような事が無いように今から、着々と準備を進めていく事を日本サッカー協会に切望して止まない。