ベスト8

八千代、丸岡、広島皆実盛岡商、作陽、静岡学園、星稜、神村学園の8校に決まった。野州でもなく、滝川第二や武南でもない。今年の選手権はPKが鍵となった。今日の8試合中PK戦が行われたのは5試合。そのうち3試合がスコアーレス。また野州滝川第二、武南等前評判が高いチームがいた左ブロックで勝ち上がった丸岡と広島皆実は3試合全てスコアーレスのドローでPK戦で勝ち上がっている。特に丸岡の場合はPK戦で5−4、5−3、5−4と3試合共にPKを蹴った選手が全て決めていることから、監督の戦術が守りきってスコアーレスで80分の試合を乗り切りPK戦では相手がミスをするまで確実に決める。となっていたことが伺える。80分で試合を決めて勝ち上がって来たチームは8チーム中静岡学園のみ。もちろん強い相手に対してしっかり守る戦法は間違いではないが、面白みにかけることは確かだわなあ。リーグ戦であれば、引き分け狙いでは厳しい結果になるので得点を取らなければならない場面もあるがトーナメントの場合、勝つよりは先ずは負けない試合をする事が大事になるようだ。強いチームが勝つような試合形式は出来ないものなんでしょうかねえ。逆に言えば、ある程度の力があるチームであれば、優勝するチャンスがあるからこそドラマがあるのかなあ。傍観者的な立場からするとやはり本当に強いチームが勝ち上がるシステムの方が面白いんだがなあと、一人思いに耽った一日だった。