それぞれの涙

今日行われたフィギアスケート女子で韓国にとってこの種目で初めてのメダルは金メダルでした。その演技は全くミスが無く最高得点を叩き出した、キム・ヨナ選手でした。完璧の演技で涙したキム選手。2位の銀メダルは日本の浅田選手。これでトリノに続いて連続でメダルを獲得した日本。プレッシャーも相当なものだったでしょう。逆転の金メダルを狙って浅田が見せた、トリプルアクセルは2回とも素晴らしいものでした。それだけに途中で軸が傾いてしまったトリプルと足が引っかかってしまうというアクシデントはあまりにも勿体無かった。演技直後に行ったインタビューで放った浅田の「キム・ヨナ選手に負けました」というコメントはあまりにも胸に来るものがあり、勝負しであることを見せてくれました。悔しい涙なのでしょうね。3位に入ったカナダのジョアニー・ロシェット選手は、大会直前に母を亡くした中での演技を大きなミス無く滑りきり、カナダに取って久しぶりのメダルを取得しました。母に捧げたかったメダルを胸に涙した姿は、なんといってよいか・・・。3選手3様の涙の中で行われた表彰式でした。
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