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後半神戸のシュート1本に対して山形のシュートが10本。神戸の1本は、目の覚めるような都倉のミドルシュートでしたが、残念ながら枠の外。幾ら良いシュートでも枠の外では肝を冷やす効果はあっても、得点には結びつかない。山形の10本の内、2本がゴールネットを揺さぶり、もう1本がクロスバーと叩いた。何がどうしてこのような結果になったのかは分からないが、神戸大久保の苛立ちが上手く機能していないことを物語っていた。主審の目の前で、警告覚悟で遅延行為を行う姿は、幾ら苛立っていたとしてもやるべきではなかったような気がする。事実その後の大久保には怖さが半減したように感じる。もう1枚イエローを貰えば数的不利な状態になり、個人の苛立ちがチームに迷惑を掛けてしまう事になりますからね。もちろん山形に取ってはありがたいことなんでしょうが。1失点してから神戸も動き始め選手を次々に投入してくるものの、あの都倉のシュート1本だけに押さえ込んでしまう。そして満を持して30分過ぎに、秋葉と下村を投入。2点目はこの下村が相手プレスにボールを奪われること無く、冷静に交わし、大久保が相手DFを引き連れて空いたスペースを上手く使って秋葉が右サイドから中央の太田を経由して左サイドの伊東へ。伊東は左サイドから、右利きを特有の相手DFの前を横切るようにシュートを狙い済ましながら移動し、相手DFが足を上げて生まれたスペースに低い弾道でゴールネットを揺らしてしまう。交替選手2人が起点を作り出し、若い太田、伊東がゴールを演出した。
先発には、清水、古橋、北村、秋葉、石川、宮沢等を始め、鹿島に復帰した田代、増田もいないメンバーで、快勝といえる試合を見せてくれた選手たちに拍手を送るしかないだろう。しかし観客数は平日でもない土曜のナイターで7000人にも満たない観客数では選手たちに申し訳ないような気分になってしまう。ここまで勝てていないという事実もあります。中体連が行われ、児童はもちろん親御さんも、そちらに参加しているという事実もあるでしょう。さくらんぼ収穫の時期というのもあるかもしれない。もちろん熱し難く冷め易いといわれる山形の県民性もあるかもしれない。しかしながら、フロントは昨年度までアウエーサポータに主観を置いて誘客をはかり、県内の誘客に力を注いでこなかった事実もあるかもしれない。地域活性化には確かに県外からの誘客も大事だが、チーム運営のためには固定客を捕まえなければならない。大震災が置きたてからアウエーサポの数字は極端落ちこんでいる。「おらがチーム」という事を狙うなら、もっともっと身近な存在になるような仕組みも取り入れて行かなければならないだろう。と言っても中々簡単には行かないかもしれないので、選手たちが今出来ることは、目の前の試合に集中し勝利する。そしてホームでは絶対に負けないという強い気持ちを見せてくれることが重要になってくるものと思う。

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