宮沢が先発すると失点が少ないという話を聞いたので、３０試合終わった時点でまとめてみました。結果は下にあるように１試合平均の失点は、先発した試合が１.４４に対してしなかった場合が２.０８と約１．５倍に増える。得点となると、先発した試合が０.７２に対して０.７５と若干少なくなる傾向にある。この結果から見ると出場した方がほんの少し得点は少なくなるが、格段に失点が減る傾向にある。但し１試合あたりの平均勝ち点となると先発した試合の方が多少良くなるが、先発しなかった場合と左程の差は無い。まあね、勝ち点の場合、今年は全体的に勝ち試合が少ないので、勝ち点の差は出ないとは思っておりましたので、仕方が無いでしょう。
さてこの結果からどのように判断するのか。失点が増えても良いから、攻撃を磨くためには、宮沢をサブに置いといて攻撃的な伊東や川島を出すのか？山形スタイルといえばそれまでだが、守備を固めて少ないチャンスをものにするための方策を固めるのか？もちろんここまで来たら今シーズンではなく来期に向けた戦い方になるのでしょうが。残念ながら山形の場合、毎年メンバーが大きく変わる状況に置かれているので、来期も宮沢や伊東、川島が山形でプレーしてくれるのかは分からないのだが。ここ最近Ｊ２から上がって来たチームで上位に食い込んでいるのは広島、Ｃ大阪、柏を見ると圧倒的な攻撃力を武器にしていることを考えねばならないかもしれませんね。もちろんその為にはある程度お金を掛けねばなりませんから、山形にはあっていないのかもしれない。難しい選択であると同時に山形の置かれている状況を考えれば、守備力を上げるのはもちろんだが、攻撃でも手数を掛けずに、決定力のあるカウンターを仕掛けることが出来るＦＷの存在が重要なのかもしれないですね。たとえばレアンドロの様な選手が必要なのかもしれない。そのような選手がユースから上がってきて山形に骨を埋めても構わないと思ってくれる選手いてくれたらありがたいなあ。今のところ夢見たいな話なんでしょうけどね。
但し先発しなかった場合でも、あの５失点と６失点の２試合を外して計算すると失点数が１１も減るので、平均失点数が１.１７まで減るし、平均勝ち点も０.８０まで上がる、また平均得点数も０.９０まで上がってしまうので、なんとも言えないのかもしれませんけどね。
宮沢データ
全 体 先 発 途中orなし あの２試合外した場合
試 合 数 ３０ １８ １２ １０
勝 利 数 ０５ ０３ ０２ ０２
引き分け数 ０６ ０４ ０２ ０２
負 け 数 １９ １１ ０８ ０６
勝 ち 点 ２１ １３ ０８ ０８
得 失 点 −２９ −１３ −１６ −０５
得 点 数 ２２ １３ ０９ ０９
失 点 数 ５１ ２６ ２５ １４
平均 得点 ０.７３ ０.７２ ０.７５ ０.９０
平均 失点 １.７０ １.４４ ２.０８ １.１７
平均勝ち点 ０.７０ ０.７２ ０.６７ ０.８０
