５月１９日の富山戦以来の完封勝利は５ヶ月振りとなりました。素晴らしく得点経過の良い試合でした。１点目が中々シュートまで両チーム持ち込めない立ち上がり、風下にたった山形は少し守備的に入ったのでしょうか。そして山形が１２分に左サイドから山崎が侵入し相手ＧＫの股を抜いて決めましたが、この試合山形の初シュートでした。この後も両チーム手間取りながらもシュートまで漕ぎ付けるものの、特に愛媛はシュート前１プレー多くオフサイドや山形のブロックに合ってしまう展開だったように感じました。フリーで持ったときに打つという気持ちが少し少なかったように感じられました。前半ロスタイムに入りどちらもこのまま終わらせるような試合運びでしたが、西河から右サイドにロングボールを供給、そのボールを収め中央から斜めに右サイドに抜け出した中島に出すと迷わずクロス。そのボールにダイレクトで合わせたのが宮坂。前半ロスタイム１分を１０秒ほど過ぎた時間帯で、クロスにぴったり合わせダイレクトで右足の面を誰もいないゴールに流し込んでしまいました。時間帯もシュートも全てがぴったりあった得点でした。開幕戦では１点リードしたものの攻めあぐね逆転を許した愛媛ですからこの１点は大きく感じられました。
２−０で折り返したこの試合、愛媛は後半頭から河原に代えて大きな渡辺を入れてきましたが、これが山形にとっては良かったのかもしれませんね。ターゲットが絞れたので、一旦受けられてもそこで奪えていたので攻撃に出ることが出来、結果的に後半だけで１６本のシュートを浴びせ１点をとって見せた山形。河原には少してこずっていたように見えましたので、どうして変えたんでしょうかねえ。個人的にはちょっと謎ですね。またこの１点も残り５分を過ぎた時間帯でのこと。欲しいなという時間帯に取れているので楽な試合をしているようにさえ見えました。但しクロスバーを何度叩いたことか、そういう意味ではもう少し違っていたらもっと得点を取れたかもしれませんね。まあね完封勝利ですから贅沢は言えません。しかし林と萬代がサブで、前線には上背の無い選手ばかりで、高いボールではほとんど競り負けておりましたが、セカンドボールを拾えていたので、そういう意味では良かったかもしれませんね。林途中出場してきましたが惜しいシーンありましたね。あの辺を決めてくるとエースなんでしょうが、中々難しいですね。
なおこの試合地上波で放送された割には完璧な試合を見せることが出来たというのは、山形としては珍しいですよね。もちろんバックパスでＧＫがトラップミスをしてあわてさせるサプライズもありましたが、失点に繋がらなかったので、良かったですね。一瞬あのまま入っちゃうのかなあとか思っちゃいましたもの。常澤の足元のプレーに自信を取り戻すにはもうちょっと掛かるかもしれませんね。
久々の宮坂、良かったですよ。スペースを見つけ入り込んだり、詰まったときには冷静に後ろに戻したり、守備でも持ち味の我慢強さを出してくれいました。もう少し使いどころで使って欲しい選手ですね。
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